【時間がない人向け】ロゼワインの特徴・おいしい飲み方を最速で解説

ロゼワイン

ロゼワインの特徴や基本知識

ロゼワインの特徴は、何と言ってもその美しい色合いです。淡いピンク、オレンジがかったサーモンピンク、赤ワインのような深く濃いバラ色まで、ワインによって様々ですが、これにはロゼワインならではの製法が関係しています。

ロゼワインは、黒ブドウの果汁を使って、発酵の途中である程度の色が抽出できた時点で皮と種を取り除く、「セニエ法」と呼ばれる製法が主流となっています。他には、同じく黒ブドウを使って、白ワインのように果汁のみを搾って醸す「直接圧搾法」、黒ブドウと白ブドウの両方を使って、ブドウの状態のまま混ぜてから発酵させる「混醸法」があります。

その他、赤ワインと白ワインを混ぜる「ブレンド法」もありますが、多くの国では禁止されています。例外的に認められているのは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるロゼ・シャンパンです。

ジュン
ロゼワインは辛口と甘口がありますが、見た目の色の濃さとは必ずしも関係ありません。

おいしい飲み方と合うおつまみの組み合わせ

ロゼワインは、種類によって飲む時の適温が異なります。

ロゼワインの種類 温度
白ワイン寄りに楽しむ やや低め
赤ワイン寄りに楽しむ やや高め
甘口/スパークリングワイン 6~8℃
辛口 8~10℃

甘口のロゼワインやロゼのスパークリングワインは、冷蔵庫で数時間冷やしておき、グラスに注ぐ前に少しだけ置くくらいがちょうどです。こうすることで、スッキリとした甘さが楽しめます。
辛口のロゼワインは、冷蔵庫でよく冷やして、数分間置いてからグラスに注ぎましょう。ロゼワインのコクや渋みを、バランス良く楽しむことができます。

甘口のロゼワインには、モッツァレラチーズやカナッペ、生ハム、スモークサーモン等のオードブル、スイーツがよく合います。
辛口のロゼワインには、シーフード料理、ローストビーフ、春巻、エビのチリソース等がよく合います。
やや辛口~辛口のロゼワインは、和洋中いろいろな料理に合わせやすい万能選手的なワインです。

ロゼワインがおいしい産地

世界で人気が高まっているロゼワインですが、中でも私が特におすすめするフランスの3つの産地をご紹介します。

・プロヴァンス地方
南フランスのプロヴァンス地方は、ロゼワインの生産量が多いことで有名です。全世界のロゼワインの6%がプロヴァンス地方で造られています。プロヴァンス地方の辛口ロゼは、世界のトレンドとなっています。

・コート・デュ・ローヌ地方
南フランスのコート・デュ・ローヌ地方で生産されるワインの86%がロゼワインです。
特に有名な「タヴェル・ロゼ」は、「ロゼの女王」と呼ばれています。グルナッシュ種から造られる濃い色合いで、チャーミングな香りと力強い味わいが特徴です。

・ロワール地方
甘口のロゼが好きな人には、ロワール地方のアンジュ地区で生産される「ロゼ・ダンジュ」をおすすめします。綺麗な色合いと、フルーティーで爽やかな優しい口当たりが魅力です。

ジュン
見た目が華やかで、料理にも幅広く合わせられるロゼワイン。ぜひいろいろ飲み比べて、お好みの1本を見つけてみてください。

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